多肉植物とは?
2024年7月14日
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街中のお店によるとたまに見られる小さい緑色の植物をご存知でしょうか?
通称「多肉植物」というこの植物たちは
北アフリカや南アフリカ、その付近の島々など世界の様々な場所に生息しています。
多肉植物の日本での歴史は非常に昔にさかのぼり、渡来したのが1760年代頃のようです。
ぷっくりとした葉や根にたくさんの水分をたくわえることで
乾燥地帯で生育することができる多肉植物。
昼間は蒸散を防ぐために気孔を閉じていて、夕方から夜に気孔を開き呼吸を始めます。
ぷっくりとした多肉質な葉を持つ種類から根部分を肥大させ、
水を貯蓄している塊根植物など多肉植物には様々な種類があります。
今日はさまざまな種類の中で初心者でも育てやすい2つを紹介します。
1.ハオルチア 「シンビフィルミス」
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比較的小さな植物であり、葉は多肉質で
淡い緑色をしていることが多く、常緑の葉がロゼット状に広がります。
葉が多肉質であるため、地域によっては灼熱の厳しい環境にも耐えることができ、
自生地では主に岩肌に生育しています。
乾燥または適度な湿り気のある砂質土でよく育ちます。
シンビフォルミスを始め、ハオルチアは春秋型に分類されますが
1番の成長期は暖かい降雨期です。
春と秋は元気に成長し、夏と冬には半休眠します。
年間を通して風通しのよい屋外で、半分程度の遮光をして育てます。
生育期には土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりを行い
夏と冬は乾燥気味に水やりします。
霜や冬の低温には耐えられませんが、高温だけでなく短い乾燥にも耐えることができます。
しかし、水やりの時期を間違えると、植物が枯れてしまうことがあります。
2.セダム
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寄せ植えで人気のセダム。
種類には乙女心(おとめごころ)玉つづり、ビアホップ(新玉つづり)、オーロラ、八千代などがあります。
その中で虹の玉(ニジノタマ)は、暑さ寒さに強く
初心者でも育てやすい多肉植物のセダムの一品種です。
秋から春にかけての寒い時期には、葉が赤く色づきとても美しく
多肉植物の寄せ植えなどにも利用されます。
ぷっくりとした葉が特徴で、そのかわいい外見から人気のある多肉植物のひとつです。
繁殖方法も簡単で、失敗することも少ないので、園芸初心者にもおすすめの多肉植物です。
大株に育てると、黄色い花が咲くことがあります。
花はとても小さく、見落としてしまうこともあるので
花が咲いているか毎日観察するのも楽しみのひとつです。
上記以外にもカランコエ属、グラプトぺタルム属、エケベリア属も初心者の方でも
失敗することなく育てやすい多肉植物になります。
普段植物は好きだけど水やりなど手間をかける暇があまりない方には
上記に紹介した育てやすい多肉植物を育ててみるのはいかがでしょう。
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